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野菜の栄養価の低下について


皆さん、野菜の栄養価が低下しているのをご存じでしょうか?

以前から、言われてきていましたが、1950年代と比較すると、多くの成分が当時の1/6程度までに下がっているのは、驚きました!!

この原因の一つには、やはり生態系を無視した化学肥料・農薬一辺倒の栽培により、土自体が瘦せてしまったことが挙げられます。

作物がミネラルなどの微量栄養素を吸収するためには、微生物の働きが不可欠です。

微生物が働けない環境では、どんな肥料を撒いても無駄に終わってしまいます。


ずっと疑問だったのは、ピロール農法や他の有機農法・自然農法などで微生物が元気な土壌で栽培された野菜は確かに他の野菜よりも栄養価は高いのですが、昔に比べると等しく栄養価が落ちている点です。

やはり、酸性雨の影響が大きいのかもしれません。土壌そのものが、ミネラルの流出により痩せてしまった・・・

農作物を多く取り扱っていますが、確実に昔に比べて日持ちが悪くなって来ています。

日持ちが悪いということは、腐敗しやすいということです。そして腐敗は他ならぬ酸化分解反応です。ミネラルやポリフェノールなど野菜の持つ抗酸化能力が落ちているから、腐敗しやすいのです。


もう一つ考えらる要因は、品種改良です。苦みやエグミを無くすためにポリフェノールや野菜本来の成分が少なくなるような品種改良が進められたのも、原因として考えられています。「食べやすく」するために、マグネシウムや亜鉛などの苦み成分のミネラルやポリフェノールが少ない品種・糖度を優先するあまり、ミネラル含有量などの機能性を二の次にしてしまった品種改良は、健康面で言えば、「品種改悪」となってしまっています。


こういった環境の中で、健康を維持するためには、やはり少しでも栄養価の高い農作物、そしてなるべく原種に近い品種の野菜を選んで食べることが大事になってきます。(ひふみ農園は、種も自家採取し、品種もなるべく原種(固定種)に近いものを使用しています。

医食同源(病気を予防・直すことと、日ごろから栄養バランスに気を使って、適量を食べることは同じ行為=食事と医療は通じるものがあるという意味)と言いますが、健康寿命を延ばすためにも、少しでも日々の生活の中に、確かな食品を取り入れていくのは、如何でしょうか?




 
 
 

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